コスメライター養成講座アドバンスコース受講!正直な感想を紹介

2021年7月から8月にかけて、日本化粧品検定協会の「コスメライター養成講座 アドバンスコース」を受講しました。

コスメライター講座のテキスト

受講料が一般 94,600円(税込)会員 47,300円(税込)、試験料が13,200円(税込)とけっこうお高いこの講座。果たしてその内容とは・・・・・・!? いち受講者として、正直な感想をぶっちゃけます!

なお、私はWebライターとして2年ほど活動しており、毎月6~10万円程度の報酬をいただいています。

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このページの目次

日本化粧品検定コスメライター養成講座 アドバンスコースとは

コスメライター養成講座とは、美容や化粧品に関する記事を執筆・発信したい人のための講座です。ベーシックコースとアドバンスコースがあり、アドバンスコースは「ベーシックコース合格者」が受講対象。

なお、公式サイトによれば、アドバンスコースは「ライティングスキルの向上を図りたい方、ライティング単価を上げたい方」を対象としています。どちらかといえば、まったくの初心者よりも「ある程度ライティングに慣れている人、ライティングで収入を得ている人」が対象なのかな? と思います。

アドバンスコースのみの受講はできない

アドバンスコースを受けるためには、ベーシックコースを修了している必要があります。つまり、いきなりアドバンスコースからの受講はできません。

ベーシックコースは約5時間の講座で、Webでの記述試験があります。試験は200文字程度です。公式サイトでは合格率は50パーセントほどとなっていますが、講座をしっかり受講すればそれほど難しいものではないと思います。

アドバンスコース修了者は、仕事を紹介してもらえる可能性も

アドバンスコースを修了し、コスメライター資格を取得すると、日本化粧品検定協会の「スカウト制度」が利用できます。

これは、企業から仕事の依頼があった際に、日本化粧品検定協会がライターを紹介する制度です。アドバンスコースの試験時に提出した原稿をサンプルとして使ってもらえ、採用されれば仕事を受注できるという仕組みです。

なお、コスメライター資格申請のためには、

  • アドバンスコースに合格していること
  • コスメコンシェルジュであること

の2点を満たしている必要があります。

ちなみに資格申請料は11,000円(税込)です。

試験に落ちたら追加費用を払って再受験OK

考えたくないですが、試験に落ちた場合は再受験ができます。ただし、試験料13,200円(税込)は払う必要があります。

これを書いている今、まだ試験の結果は返却されていません。受講料と試験料で60,500円も支払いましたので、なにとぞ、なにとぞ合格を! という気持ちです・・・・・・。笑

合格でも不合格でも、また結果を追記したいと思います。発表は2021年11月の予定です。震えて待ちます。

アドバンスコースの内容

アドバンスコースもベーシックコースと同様、動画の講座を視聴します。内容はSEOの基本や取材の進め方、記事の書き方、薬機法など。ベーシックコースを深掘りした感じです。

ただし、違うのはそのボリューム!全部で12時間程度ありました。

ここから先は、それぞれの講義についての大まかな内容と私の感想を書いてみます。テキストや講座の詳細を公開するのはNGなので、イメージをお伝えしますね。興味がある方はどうぞ!

長文を書く方法や、記事を書くとき心がけることについてのパート

Web記事は長いものでは10,000字を超えるようなものもありますよね。長文の書き方として、テーマやタイトルの作成方法から、記事の組み立て、リードやまとめの書き方など基本的なことをレクチャーする講義がありました。

さらに、記事を書くときにどんなことを心がけるべきか?という講義も。記事のターゲットをどう考えるか、どうしたらターゲットに刺さる記事になるのかなど、具体的に教えてもらえます。

内容的に、すでにWebライターとして仕事をしている人は「知ってる!」と思うことも多いかもしれません。しかし、とにかく美容記事に絞った内容であり、例文が多くて具体的なのでイメージしやすい! 講師は現在も活躍中の有名ライターさんなのですが、なんだか頭の中をちょっと見せてもらうような感覚です。「なるほど、こうやって考えるのね~!」という、新しい発見がたくさんありました。

薬機法についてのパート

YouTubeやTwitterなどでも活躍中の、江良公宏さんという方が担当しているパートです。薬機法とは、正式名称「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」。

ざっくり言えば「化粧品やサプリメントの記事を書くとき、絶対に押さえておきたい法律」ですかね。2021年から「課徴金制度」が始まり違反したときのペナルティが重くなったため、美容ライターなら知っておくに越したことはありません。

このパートでは、薬機法の化粧品に関わる基礎的な部分をレクチャーしてくれます。「こんな表現はNG、これならOK」という感じでクイズ形式になっている部分もあり、楽しく・わかりやすく薬機法の基礎を学べると思いました。

ただし、普段から江良さんのLINEやYouTubeで勉強している人にとっては「知ってる」という内容も多いかも?

取材に関するパート

取材をする前に準備することや、取材記事作成で注意すること、原稿のパターンなどを具体的に学べます。

自分で取材する人はもちろんですが、Webライターによくある「取材した音源をもらって原稿を書く」「取材メモから原稿を書く」などの仕事にも役立ちそう。

Web記事を素敵に見せるためのパート

パッと見たときの記事の印象、写真の選び方など、読み物としてだけでなく全体的な「見せ方」について学べるパートです。

私はセンスなし子なので、このパートはすごく勉強になりました。あと、レジュメも見やすい。さすが!!

SEOについてのパート

このパート、かなりボリュームがあります。講師は2人で、それぞれ講座の内容は違います。ざっくり言えば「全体的なこと」と「具体的なテクニック」という感じに分けられるかな。

講師のうちお一人が「Webライターなら知らない人はいないであろう有名人」で、テンション上がりました。私もその方の著書を持っております。講師のお名前は公開していないみたいなのでこちらでも伏せますが、このお方の講義を聴けるなんてラッキー! でした。

自分でブログをしている方は、ブログのアクセスアップの参考にもなると思います。

サクセスストーリーについてのパート

美容ライターとして活躍している方の話を聞くパートです。「すごい」の一言ですが、やはりすごい方にも下積み時代はあるのだなと感心しました。

先輩のサクセスストーリーは、当然ながらすべての人に当てはまるわけではありません。でもやはり、成功している人の話を聞くとワクワクしちゃいますね。

コスメライター養成講座アドバンスコースの感想

ここでは、講座と試験それぞれについての感想を書いてみます。受講者のレベルによって感想は変わると思うので、あくまで私個人の意見としてお読みください。

講座は美容ライターに特化した内容で、具体的

Webライター歴2年の私にとっては、勉強になることが多かったです。特に、現在活躍中の美容ライターさんによる講座はとても具体的で参考になりました。

実際の取材の様子を見たあと、その取材から現役ライターが執筆した2パターンの原稿を読める講座などは、「あの内容を、こうやってまとめるのか」「書き方によって、記事の印象はここまで変わるのか」など、得るものが多かったです。

取材の様子と、そこからできた原稿を見る機会なんて、普段なかなかないですよね。

試験は選択式と記述式。ある程度時間がかかった

受講が終わると、修了試験です。選択式(50問)と、記述式(1,000文字程度×2本)です。

選択式は資料を見てもOKなので、難しくはありません。記述式は美容関連の内容で、同じネタで2パターンの記事を作成しました。あらかじめwordで原稿を作りましたが、私は悩みすぎて2本で8時間くらいはかかったかな。合格でも不合格でも添削していただけるようなので、楽しみです。

Webライターとして仕事をしていますが、添削をしていただける機会って、普段あまりありません。編集者さんからのフィードバックも「よかったですよ」「丁寧に仕上げてくださってありがとうございます」程度が多いです。ですから、添削してもらえることもこの講座を受けた理由の一つでした。

「コスメライターに向いているかどうか」をイメージできる

コスメライター養成講座 アドバンスコースには、美容ライターの大御所ともいえる講師や、現在活躍中の美容ライターの方からのアドバイスがいろいろ出てきます。

どうすればコスメライターとして仕事を取れるようになるか?どうすれば文章力を上げられるか?など、参考になるお話が多かったです。

・・・で、私は個人的に「自分は本当に美容専門のライターをやりたいのか?」という部分を考え直すきっかけになりました。

講座を通して「コスメが大好きで、毎月のように購入していて、インスタなどでPRなどもたくさんしたい! という方が、コスメライターには向いているのだな」と感じました。

ライターと一口に言っても、仕事はさまざま。コスメライターという肩書きを得て、何をしたいのか? は考えておく必要があるでしょう。せっかくコスメライター講座を受講しても「受けただけ」になってはもったいないです。

受講後仕事につながるか?(2022.7追記)

受講後、本当に仕事がもらえるの?と気になる方は多いのではないでしょうか。(私もそうでした!)

結論・・・その気があれば仕事はもらえます!

コスメライター登録をすると、日本化粧品検定協会事務局より、月に数回「スカウトメール」がきます。それに応募して採用になれば、ついにコスメライターとしてのお仕事開始です!

私も先日、2記事書かせていただきました。

クライアント様とライターの間に、日本化粧品検定協会の方が入ってくださるので安心感があります。また、わからない点など質問すれば、丁寧に答えていただけました。

ライターとしてあまり経験がない方でも、心強いのではないでしょうか。

内容や単価はさまざまなんですが、おそらくクラウドソーシングサイトの初心者向け案件より高単価のものが多い・・・のではないかなと思います。

(もちろんクラウドソーシングでも、探せば条件のいい仕事はありますので、あくまで全体的なイメージです!)

ただ、コスメライターのスカウト制度は、駆け出しライターに「はじめの一歩」として仕事を紹介していただけるという趣旨のもの(だと思います)。ですので、あくまで一つのステップとして考えておいた方がいいかな?と思います。

ライターとしてある程度の収入を得たいと思うなら、スカウト制度以外に自分で仕事をゲットする必要があると思います。

(思います、ばっかりですみません。笑)

まとめ:美容ライター志望なら、受講してもいいかも?

全体の感想としては「美容ライターとして頑張りたい人なら、受講しても損はしなさそう」というものです。

もちろん、資格を取得したあと実際に仕事につながるかどうかは、人ぞれぞれだと思います。複数の講師の方が、「とにかく書くこと」と言っていたのが印象的でした。ライティング力はもちろん、企画・構成も取材も、すべてにおいて一朝一夕ではうまくなりませんよね。ライターはある意味職人のような仕事だと思うので、やはり、書いて書いて書きまくり、落ち込んだり悩んだりしながら一歩ずつ進むしかないのでしょう。

講座と試験で合計60,500円。これが高かったのか安かったのかは、正直まだわかりません。だから「すべての人におすすめでーす!」とは、なかなか言いづらいです。

質問などありましたら、お答えできる範囲でお返事しますので、コメントまたはTwitterでリプくださいね~!

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